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2011年01月16日

上映作のM.I.F.メンバー感想集

 小坂本町一丁目映画祭では、応募作全作をM.I.F.メンバーが鑑賞し、全ての応募者の方に感想を送っています。
 ここでは、今回の上映作の感想を抜粋掲載します。映画祭に来られる方、どうぞ参考にしてください!

「プラットホーム」 10分 地元作
〇甘酸っぱい!!シンプルだけどとてもいい作品ですね。男の子の二度見が上手かった。

〇音楽・画の使い方と、爽やかでシンプルな内容のバランスが取れていて、良かったです。

〇実に爽やか。台詞は一切ないのに解りやすい。こんな出会いがあったらいいよねっていうのを綺麗にまとめている。

〇個人的に大好きなストーリーの作品でした。画もきれいですし、自然豊かな田舎の静かな駅っていう舞台もよかったです。
役者の演技も爽やかで、観ていて終始、心がキュンキュン躍らされっぱなしでした。
作品作りに関わった人達みんなが、楽しく撮った感じが伝わってくる素晴らしい作品だと思います。

〇『潮騒』という愛知を舞台にした小説を選択したあたりに監督のこだわりを感じました。
この作品のような妄想しがちな展開をここまで正面から映像化されると「こういうの、いいよね」となるわけですね。なるほど。
青々とした木々と赤い名鉄電車は愛知の財産ですね。

「ROOMS」 20分
〇彼が部屋を出て、ベランダで煙草を吸った瞬間から関係がゆるやかに収束する。
ガラス一枚隔てた向こう側に、明るい二人の姿を見た。

〇つくづくも寂しい男の情けなさがきっちり描かれていて、ぐさっと身につまされました。

〇こういうダメ男っているよね。2部屋のやりとりがうまく切り換わってて面白い。

〇文句なく面白いと思います。人間関係の最小単位におけるやり取りの妙がとても上手かったと思います。やはり、愛ですよね。
ありふれた生活を映像化すると、とてーも間延びしたりつまらなくなりがちなんですが、この作品は日常の切り取り方が的確でよかったと感じました。

〇まずは、演技、演出がとても素晴らしかったです。どこに力を入れるべきか、ということがわかっていてちゃんとそこに力を入れているという的確さが伝わってきます。普通な無機質な部屋の中だけの設定で、2人の関係のズレと重なりあいをセリフと表情で撮りきっている。勉強になりました。

「眠らせ先生!」 3分
〇人物の表情やしぐさのオーバーさは現実からかけ離れているのだけれど、よーく伝わってきて、人間ってあんなふうに動いているのかなと新発見した。

〇ほんの少しだけれど、学生に講義をする立場からすると、これは際どいアニメです。

〇こういう先生いる!こういう生徒いる!(いや、私のことですが…)と、多くの人の共感が得られそうな作品でした。

〇いや~、面白かったです。的確な話の運び、リズム、カット割り(コンテ)も見事でした。最後の展開には唸りました。いますよね、ああいう先生、本当に。

「兄弟劇」 33分
〇兄弟3人のそれぞれのキャラクターが愛らしく、見ていて楽しかったです。脚本は、コミカルなところもあり、感動させるところもあり、良かったと思います。

〇「身内が引きこもり」設定と言うと「引きこもり(=悪)から更生する」という有りがちなパターンに陥りがちですが実は兄も捨てかけた夢に再度挑戦するきっかけを作る等見る側にも自己を見つめさせる作品だと思います。

〇ピザが食べたくなる。笑いはベタだが、兄弟愛が感じられていい。

〇大変面白く観させてもらいました。とにかく兄弟3人のキャラがしっかり立ってて、冒頭からぐんぐん引き込まれました。我々メンバーが集まって選考の上映会をするのですが、どっかんどっかん受けてましたよ。
愛すべきお兄ちゃん、やる気のなさそうな妹、気難しそうな弟、3人ともとても素晴らしかったです。

「人形の首と愛国心」 25分
〇ドキュメンタリーとストーリをうまくからめて作られており、観客に訴えるものがあって良かったです。
軽快な音楽がテーマの重さを感じさせず、絶妙なバランスだったと思います。
映像の中で、扉から覗くToshiの目を映し出すシーンがありましたが、構図やキャストの目の動きがおもしろくとても印象的でした。
自分にとっての愛国心とは?と考えさせられました。

〇構成が変わっていて、観ていて飽きませんでした。
確かに、フォリナーから、教えてもらう言葉って、卑猥なものが多いですね。
人形の首は、ハンス・ベルメールか…。

〇「縁」いいですね。日本人の心を追いかけた感じ。

「会いたい人は、今どこにいますか」 23分
〇見事にだまされました。
あとから気付きましたが「逃げてきたのね」というセリフがとても効いていますね。

〇先が気になるストーリーと、丁寧なカット構成、テンポ、素晴らしかったです。

〇キャストの素人臭さは残るものの、途中の謎が解けた感はなかなかのもの。
ミステリーホラーとして、上映したい一本。

〇たいへん面白く、また感動的に観させてもらいました。クライマックスの瞬間グッと思わせるのは、それまでの構成、演出がしっかりしているからだと思います。屋上で寝ている少女、流れる雲、かざす手、これだけで素晴らしい映画であることがわかりました。少女役の子がかわいかった!

「スレッド」 12分
〇主演の男性の演技が素晴らしいと思いました。
口の端を少し上げただけで、陰湿さが伝わってきて不気味でした。

〇完成された、実に素晴らしい作品です。

〇脚本といい、絵の撮り方といい、時間軸といい、本当に良い作品だと思います。
人とは、仕事ととは、生活とは、など、色々な事を考えさせられる作品です。
主役の演技も、良かったと思います。

「あゆみちゃんと妖精たち」 34分
〇この映画に妖精が出てくる必要があるのか。と言う人は、普段、ビールが飲めずに発泡酒で我慢している人だろう。

〇笑いあり、友情あり、スポコンありで楽しいエンターテイメント作品だった。
主人公あゆみちゃんがとてもかわいい。
妖精たちの不気味さも秀逸。
ラストシーンはこぶしを握って応援した。

〇ふつう、妖精と聞いたら「小さめでかわいい子」という先入観があったのですが、それを一気に吹っ飛ばす妖精たち、それから、あゆみちゃんのけなげさにイチコロ。

〇まず、タイトルバックの絵本のかわいさにやられました。
ストーリーも意外性があり、とっても楽しめました。

〇無条件で面白い。
ストーリーも役者の演技もアクションもよく出来ている。
妖精サイコー。

〇最高に面白いです。これが上映できないような映画祭なら、そんな映画祭やめてしまえばいいと思います。
妖精のチョイスも絶妙ですし、主演の女性のキャラクター設定がこの映画の要となってストーリーをしっかりと支えていると思います。
自主製作映画の負のイメージ(暗いとか難解とか…)をこの作品で吹っ飛ばしてもらいたいですね。



Posted by みふだいひょう at 23:25│Comments(0)
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